すごい会社のすごい本業大解剖!No.9 みんなのマーケット

業界で注目を浴びるスタートアップの会社自体ではなく、今一番求めているポジション(急募求人)にフォーカスを当てて掘り下げていく本企画。
第9回はみんなのマーケット株式会社のエンジニアリングマネージャー職について、代表取締役の浜野勇介さんにインタビューを実施しました。
本記事の登場人物
みんなのマーケット株式会社 代表取締役 浜野勇介
株式会社HERP 代表取締役CEO 庄田 一郎
みんなのマーケット株式会社について
2011年1月17日創業。生活関連のサービスを中心とした、サービスに関する日本最大級のインターネット商店街「くらしのマーケット」を運営。
ハウスクリーニングや家事代行、出張カメラマン、家電の取り付け、リフォームを始めとする200以上のカテゴリの出張・訪問サービスを口コミや料金で比較して、オンラインで予約することが可能。
本記事で取り上げるみんなのマーケット様の急募求人
エンジニアリングマネージャー
「正直者が馬鹿を見ない世界をつくる」ために事業を拡大していく

業者さんを探そうと思っても、そもそもベランダを修理したことなんてないのでどんな業者さんをどこで探したらいいのか分からない。チラシやタウンページで検索することになるわけですが、それぞれの見積もりをとるのも大変だし、どの業者さんに頼むのが良いのかがわかりづらく、膨大なリソースを割く必要がありました。
当時から商品を比較するサービスはありましたが、サービスを比較するものはまだなく、自分でつくることにしたのがスタートです。
そんな不透明さをテクノロジーで解決していきたいと考え、「正直者が馬鹿をみない世界をつくる」ことをミッションとして掲げて事業を推進してきています。
今はまだ、われわれが提供できているカテゴリは数百程度ですが、本来何千種類〜何万種類もあるはずなので、拡大していきたいと考えています。
また、都市部では便利に使っていただけるシーンが増えてきていると思いますが、地域によってはまだ便利さに濃淡があるのが現状です。それもなくしていきたいです。
例えばトイレのリフォームをしたい、となった時は、シンプルに変えたいトイレを選べばいいだけではなく、床もリフォームするのか?壁もリフォームするのか?するとしたらどのようにしたいのか?と変数は無数に増えていきます。
「くらしのマーケット」という一つのサービスでありながら、カテゴリごとにUIは最適化していかなければならない。これが一つ難しいポイントで、今回募集するエンジニアリングマネージャーと一緒に乗り越えたい部分でもあります。
もう一つは自動車の領域。こちらも不透明性が高く負の大きい領域ですし、市場規模も数兆円と大きい。ドライブレコーダーの取り付けなど一部からすでに始めていますが、家も車も両方を取り扱えると、かなりユーザーの生活をカバーできるのではないかと思っています。
このサービスは大きくなるし、大きくなったら人々にとって良いと信じているので、引越しやハウスクリーニングがネットで頼めたら便利。便利だとみんなが使う。というシンプルな原理を、ひたすら愚直に追いかけています。
プロダクトにとって本質的に良いことは何か?を追求できる透明性の高い組織
slackは決定事項だけ記載する使い方もあると思いますが、そうするとどうしてその結論になったのか分からないし、当事者とそうでない人に差が出てしまう。それを避けたくて、あえて使い方を決めています。
みんなのマーケットは最初シェアオフィスから始まったので、他の企業が組織が大きくなるとどんな課題に直面するのかを知れていました。それを反面教師にしている部分もあります。
何か隠すって、すごくコストが高いと思っています。給湯室での噂話もそうですし、そうならないための情報共有にもコストがかかる。だから最初から透明にするというのがわれわれがやっていることです。
逆に、口だけな人、他者を持ち上げることで立ち回る人などはいないし、合わないと思います。
こちら側も、メンバーから「こういう発言があって、あまりプロダクトに対して興味がなさそうだった」など率直な感想をもらって、選考の参考にしています。
「過去この透明性高い組織に合わず離職してしまった人とこんな似た発言をしていた」とか、当事者として一緒に見極めることでも組織の透明性を担保していると思います。
今までは全員にメンバーシップ型の働き方を求めてたけど、自分の仕事として担当する範囲の成果だけで評価して欲しいという方も一定いる。なので、成果をあげることにコミットする職務と、意思決定まで担当する職務で分けました。ただの役割の違いです。
チーム制にすることでそれを改善してきたわけですが、より組織が大きくなったり、リモートになったりという変化の中でも、迷いなく動ける仕組みづくりはこれから必要だと思っています。
正解のない領域で、CTOと一緒に組織をつくる

今まではサービスリリース当初から開発を担当していた、現CTOの戸澤がマネジメントも担当していたので、組織的には大きな転換になるとおもっています。
今は動物園みたいな状態なので、それを楽しみながら、よりそれぞれの強みがダイレクトにプロダクトの進化に繋がるような組織作りを一緒にしていける方にジョインいただけたらと思っています。
具体的には、開発の方針とメンバーマネジメント両方手を入れていく必要があるかなと思っています。今までマネジメント経験のあるメンバーが所属していなかったので、各チームそれぞれが最適なやり方で仕事を進めています。その基盤作りをCTOと一緒にやってもらいたいと思っています。
なので、彼が考えていることを引き出し、実行に移せる方は一緒に楽しめると思います。一方でなんでも説明してほしい、という方は、結構大変かもしれません。
マネージャーという名前のポジションですが、CTOがプロダクトについての意思決定をする際のサポートもお願いしたいと思っています。具体的には、現在CTOが意思決定のための情報を集めることも担当しているので、まずはそれを分担して、二人三脚で意思決定につなげて欲しいと思っています。
マネージャーは新設とのことですが、現在メンバーで活躍されている方に共通項はありますか?
エンジニアだけでなくビジネスのメンバーも、いかに難しい課題をテクノロジーで解決していけるかという夢のあるビジョンに向けて、試行錯誤しています。
前例がないこと、テクノロジーでどう解決していくかという課題に燃える人が多く入社してくれていますね。
<筆者の感想>
今回のインタビューでは、これほどまでに世の中に絶対必要だと感じるサービスはそんなにないなという直感のようなものを感じました。暮らしに関する課題をオンラインで簡単に相談・解決したいというニーズは絶対に存在すると思うし、そこに対して唯一の解決方法ってこれまでに存在していなかったと思います。それを実現するのがくらしのマーケット。そして浜野さんのお話がシンプルでかつとてもわかりやすかったことで、あーこれは絶対に必要なサービスだし、これからもっともっと大きくなるんだろうなと感じました。
自分も経営者の端くれとしては、一度話をするとこんな感覚になるサービスは本当にすごいし、同時に羨ましく感じました。
組織に関しても、浜野さんの考え方がしっかり反映されたフラットで真っ直ぐなカルチャーが伝わってきました。真っ直ぐな会社を作るには経営者が真っ直ぐでないといけない、結果や意思決定に対して素直に、感情に忠実に。これを経営者が実践することはとても難しいことであることがわかるので、組織の健全さ、暖かさ、真っ直ぐさも嘘偽りない本物なんだなと感じました。純粋な環境で真っ直ぐに事業も、そして自分自身も成長させたいという方、一度お話を聞いてみてはいかがでしょうか。
本記事で取り上げたみんなのマーケット様の急募求人
エンジニアリングマネージャー
すごい会社のすごい本業大解剖!シリーズ
No.110X(COO)
No.2Gracia(UI/UXリードデザイナー)
No.3BASE(カスタマーサクセス戦略企画 ※責任者候補)
No.4ポジウィル(COO)
No.5MOSH(COO)
No.6Eventhub(プロダクトマネージャー)
No.7Luup(サービス責任者兼オペレーションマネージャー)
No.8TENTIAL(採用広報)